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避けられない結末
戦争は、2つの文明のあいだで戦われるわけではない。というのは、スエズ運河より西の地方ではまだ洞窟で原始生活を送っていた頃、すべての宗教と文明がスエズ運河の東側で発生したからだ。今度の戦いは、イスラム原理主義者と米国経済帝国主義者との衝突である。西側諸国は、生活水準を維持するためには西アジアからとにかく安価で石油を手に入れなければならない。
1936年以前、インドにとっての西アジア(米国にとっての中東)は、貿易ルートとして昔から戦略的な意味合いがあった。しかし今、石油は豊富だが、すでに昔日のサウジアラビアには聖なるメッカとメディナがあり、そこに米国軍が駐留してオサマ・ビン・ラディンの怒りを買ったわけである。ラディンは、アフガニスタンに移り、タリバンの指導者から支援を受けることになった。タリバンは、米国のCIAとパキスタンのISIの申し子であり、米国にとって見れば、飼い犬に噛みつかれたかたちとなる。
シェークスピアの「大あらし(Tempest)」では、カリバンがプロスペロに刃向かう場面があるが、カリバンに「刃向かう」ための手段である言葉を教えたのはプロスペロであった。タリバンも、シェークスピアのカリバン同様、軍事的なスキルを駆使し、それを教えてくれた米国に刃向かったわけである。
世界の融合は、カンダハールから始まった。カンダハールといえば、マハーバーラタに登場するギャンブラーであるシャクニを思い出させるが、彼もカンダハール出身だ。彼は、ユッディスティラをかどわかしてギャンブルに興じさせ、その結果として王国を失わせている。[著者註:クリシュナ神に仕えるパンダヴァがカウラヴァスと戦う場面からの引用。カウラヴァスの叔父がシャクニであり、彼はカンダハール出身である。彼はユッディスティラをギャンブルに誘い、その結果マハーバーラタにある大戦争が始まった。シャクニは悪人として描かれている。]
今ひとつの理由は、1914年、1938年、2001年の4月の前には蝕があった。蝕は、世界平和を乱すといわれる惑星配置である。これら3つのうち、1938年は、最悪であった。1914年は、ヨーロッパで小さな戦争が始まったに過ぎなかったが、それはやがて全世界を巻き込むことになった。2001年は、1914年よりは悪いが、1938年ほどは危険ではないようだ。
となると、現代のマハーバーラタには、パンダヴァは参加しないのであろうか?
(おわり)
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