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観天望気 2月
Looking Up the Sky

February 2002

 2002年: 忘れられない年(その3)
  次の標的は、イラク (続き)?
  (2002.02.12)  
ダシャーでイラクを検証する。

参照:

 原文記事 

イラク(続き)


1958年7月14日
ASC 04°24′
太陽 27°42′

22°45′
火星 01°58′
水星 26°21′
木星 29°22′
金星 26°48′
土星 27°05′
ラーフ 04°21′
ケートゥ 04°21′

ダシャー
開始
1958.12.18
火星
1965.12.18
ラーフ
1983.12.18
木星
1999.12.18
土星/土星
2001.12.21
土星/水星
2002.08.30

ラーフのダシャー期から見てみよう。ラーフは、戦争を表わす7室の支配星である火星にアスペクトされている。ここでは、ラーフはイランとの国境を巡る戦いを指す。イランとの関係は、イランがクルド人のリーダー、ムスタファ・アル・バルザニに武器を供給しつづけていたので、悪化する一方であった。

1973年、石油危機の年である。イラクのような原油生産国は経済的に潤い、繁栄を謳歌した。それはラーフ/水星の時期であり、水星は収入の増加を意味した。

ラーフ/金星期(1977年から1980年)にあった重要な出来事は、バクル大統領がサダム・フセインによって取って代わられたこととイラン=イラク戦争(イ・イ戦争)であろう。金星は6室の支配星であり、イラクを戦争に駆り立てる役目を果たした。イ・イ戦争は、1979年9月に勃発してから1988年8月20日に終戦を迎えるまで、8年間戦われた。終戦の理由は、両国とも経済的に立ち行かなくなったからであった。

イラクの苦悩は、これでは終わらなかった。1990年、木星/ケートゥの時期(しかもケートゥは12室に在住している)、イラクはもう一度戦争に突入することになった。今度の戦争相手は、クエートとである。

果たしてこれは、サダム・フセインを戦争におびき寄せる米国の罠だったのだろうか?フセインに、「イラクがクエートに侵攻しても米国は関知しない」というお墨付きを与えていたのは、他ならぬエプリル・グラスピー米国大使であったことはよく知られている。しかしイラクがクエートに侵攻するや否や、米国はすぐさまサウジアラビアの利権を主張し、国連はイラクへの経済制裁を決議し、その結果として「砂漠の盾(Operation Desert Shield)」が実施された。10万人以上のイラク人兵士が殺され、米国は広島型原爆7個分に相当する爆弾をイラクに投下した。

当時の米国大統領はジョージ・ブッシュであった。ブッシュは、しかしフセインを失脚させることはできなかった。あるいは、その気がなかった・・・。フセインが死んでしまえば、サウジやクエートに武器を買ってもらう口実がなくなるからだった。

そして今、2001年、そして2002年、ジョージ・ブッシュの息子が米国大統領としてクリントン大統領と同様に、イラクとフセイン大統領を大量殺戮兵器製造という理由で糾弾しようとしている。

次になにが起きるか?

イラクは現在、土星/土星期である。しかも2001年12月中旬のプラティアンタラ・ダシャーは火星だ。今回、イラクは戦争とフセイン大統領の失脚を回避することができるだろうか?

今後は、フセイン大統領に着目し、戦争に巻き込まれるかどうかを注目したい。

(つづく)

  
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