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バラモンの出であるラオは、ヴェーダの経典を読みふけるうちに、一生を独身で過ごす決心をした。それはまだ20代のことだった。いわゆる高級官僚であったラオは、追いかけてくる女性たちを振り払うのに苦心したと言う。
若い頃のラオは、結婚を占うのにもっぱら使われる占星術にどうしても興味がもてなかった。しかしあるとき、ジョーティッシュ・グルによって占星術が持つ高い宗教性に気づかされてから、占星術に関心が向くようになったと言う。
1990年、ラオは定年を迎えた。官職を辞し、占星術に専念できるようになった。これまでに数万人の鑑定をしてきたが、それでお金を取ったことはほとんどない。ラオの本質は、占星術家というよりもむしろもヨーギーなのである。
弟夫婦とともに暮らすラオは、一家の祭司として毎日のプジャを欠かさない。最近は、近所のおばちゃん連中を巻き込み、自宅のリビングルームで毎日午後3時から小一時間、プジャの読経をするのが日課となっている。
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