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土星と火星のコンビネーションとクシャトリヤの性格  R.C.ダドゥアル
Mars Saturn Combinations & Kshatriya Personality by R.C.Dadwal 
(Translated from "FIner Techniques of Astrological Predictions Vol.1")

概 要

 

インドには古来カーストといわれる階級制度があります。日本でいえば、江戸時代の士農工商に相当すると思えばいいと思いますが、インドの場合、細かいものは数千以上も階級があるそうです。この論文では、バラモン(司祭)、クシャトリア(王族・武士)、ビアイシャ(平民)、シュードラ(奴隷)の4分類を前提とした場合の、クシャトリア階級の人のチャートの特長に関する研究です。

クシャトリア階級は、現代でいえば、政治的リーダーや、警官、軍人、都市部の土地成金
といったタイプの人たちです。こういった人たちの特徴が、このクシャトリア階級出の人のチャートに現れるのではないかというのが前提で、本文では30以上の例でその仮定を検証する形となっています。

結論から言えば、クシャトリア出身の人、あるいはクシャトリア的な人のチャートの特徴は、
火星と土星が10室あるいは10室の支配星と絡んでいるということでした。また、家系がそうである場合には、火星と土星が1室あるいは1室の支配星と絡んでいるということでした。

実際、自分に身近にいるクシャトリア的な、つまり支配欲求の強そうな人や、リーダーとしてグループをまとめている人のチャートを見ると、多くの場合、この特徴が現われており、このルールは日本においても有効だと思いました。

インドのカースト制度

私たちが世界史や地理の教科書で学ぶ、比較的なじみのあるカーストの分類は、
宗教儀礼を専門とするバラモン(司祭)を最上位に、軍事・政治をつかさどるクシャトリア(王族、武士)、商工業活動に従事するビアイシャ(平民)、そしてその下には被支配民族のシュードラ(奴隷)という4つの階級です。この古代的身分制度が、インドのカースト制度の基本となっており、やがて、この枠中から、特にビァイシャ、シュードラはそれぞれの職業別に更に細分化されてゆき、2000ともあるいはそれ以上ともいわれる多数の区分が、中世的な身分制度として固定されていきました。この区分は、職業を生まれたときから世襲化するものなので、「生まれ」を意味するシャーティと呼ばれているもので、これがインドのヒンドゥー社会では、非常に強い影響力を持って、人々を束縛し、社会の掟の基礎をなしています。

カースト制度で特に問題とされるのが、シュードラより低位とされる、いわゆる不可触民(アチュート)の存在です。カースト内の位置すら与えていないこの不可触民の人たちは、触れただけ(あるいは目にしただけ)でもけがれるものとして、カースト・ヒンドゥー(カーストをもつヒンド
ー教徒)から差別されてきました。1億人近く(インドの人口が約8億人)いるといわれるこのアチュードは、社会の底辺で大きな労働力を提供しているのに、社会的地位は非常に低いままだといいます。

一度決められたカーストはどんなに努力をしてみてもそこから決して抜け出せないという話も聞きますが、実際のところ、最近は、シュードラ出の人が努力によって高位高官に上ることも少なくないようで、上下方向の流動化が進んできていると聞きます。 それを反映して、例えばここで取り上げるクシャトリア階級のチャートには、最近になればなるほど、昔ほどの明瞭な特徴が見られなくなってきているのかも知れません。

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