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「ラオ先生のやさしいインド占星術−入門編」

 

 

 

 

 

 

星を見つめる聖者たち 9章
私のジョーティッシュ・グルT (その5)
Yogis, Destiny, and the Wheel of Time: 9th Capter # 05

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(No.05)

さて、ラオのジョーティッシュ・グルであるバスカラナンダ氏、どうやって占星術嫌いのラオを占星術家に転向させたのかという話に入ってきました。

バスカラナンダ氏の説得

バスカラナンダ氏がデリーに訪れたとき、彼の周りにいつも集まってくる法曹界や財界の著名人を前にして、どうやって彼が占星術嫌いの私を占星術の愛好家に転向させたかを話していました。実際、バスカラナンダ氏は私のホロスコープを分析して見せて、私を導いてくれたのです。

彼らは、私にもそのときの話を聞いてきました。そのときは、私は少しだけそれについて話しました。しかしここでは、それについて詳しくお話しましょう。

最初にバスカラナンダ氏にお会いしたとき、彼は小さなホールで少人数の人たちと一緒にホロスコープについて話していました。彼はアーマダバードにある自宅で、妹にお茶の給仕をさせて、座っていました。彼はきっと、私がそういうことに対して冷めていて無関心であることに気づいたのでしょう。しばらくして彼はその話を打ち切り、私が聞きたがっていた分野に関する話を始めました。「誰もカルマからは逃れられない、人が何かをやらなければならないという気持ちになるのは、すべてタマス、ラジャス、サットヴァという3つのグナがその人の中に存在するからである」という話でした。

それは素晴らしいものでした。あまりにも素晴らしかったので、私は昼休みになるとちょくちょく職場を離れて彼に会いに行き、2時間ほどたってから職場に戻ってきて、その日処理しきれなかった仕事を自宅に持ち帰って終わらせるという毎日でした。

私は、キザでイギリスかぶれのインド人を、彼ほど素晴らしい英語のスピーチ力とみごとなワーディングでやり込めることのできる聖者を見たことはありませんでしたし、そのときの彼は、まさに西洋哲学と西洋思想の最高のものを東洋の宗教と神秘主義を結びつけ、それを話すときにはいつもその反論を見越して、かみそりのように鋭いロジックを駆使していました。彼はそうやって周りに集まってくるインテリ連中をさんざんやり込めた後、きまって彼らにバージャン(神に捧げる歌)を歌わせました。彼は、バージャンは人生の唯一最高の目的だと言っていました。

デリー、ニチ・バグのあらゆる場所、そしてジョル・バグを見渡しても、この場所ほど多くの法曹界の重鎮や金持ち実業家が集まる場所を見たことがありませんでした。そこにいる人たちは、たとえば一回インド最高裁判所に顔を出すだけで2万ルピーは稼げるような人や、世界を相手に数百万ドルものビジネスをやっているような人たちばかりでした。


バスカラナンダ氏が書いた占星術の原稿の前書きは、あまりにも知恵に溢れているので、私は幾晩も、なぜ自分は占星術を学んでおきながらそれを無視していたのだろうかと考え込みました。バスカラナンダ氏は私の占星術に対する興味を再燃させ、彼が持っている占星術的な知恵によるまばゆいばかりの光と輝きとを分け与えて下さったのでした。

どのようにそれが行われたのかは、私は占星術仲間に自分のホロスコープを例にあげながら説明しました。

(つづく)

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