「星を見つめる聖者たち」 2章 マイ・マントラ・グル A Profile of Guru's Life Yogis, Destiny, and the Wheel of Time: 2nd Capter # 12
吉星が支配する星座に多くの星が在住すると、サットヴァ性が増します。
特記すべきこと
彼のホロスコープで最も特記すべきことは、(ラーフとケートゥ以外の)7つの惑星がすべて水星・金星・木星・太陽の星座に入っていることです。そこには、火星と土星の影響はまったくありません(注11)。すべてのメジャーな惑星が友好星位に在住し、二つのヴァルゴッタマがあります。これによって、彼は多くの人から羨望の眼差しで見られるほど、強い信仰心を持って修行に突き進むことができました。この頑固さのおかげで、彼は自分が、アマチュアながらも、ラビンドラ・ナート・タゴールのような画家であるという風変わりな思いを生み出しました。自分の書いた本の表紙についても、「表紙は他の人にまかせたほうがよい」という意見を決して聞きいれませんでした。彼のアシュラムには、彼の弟子としてカヌダという非常に優れた画家がいたのですが、彼の名前が挙がっても、スワミ・パラマナンダ・サラスヴァティーは譲ろうとはしませんでした(注12)。 天秤座期で金星期ともなると、詩、絵画、修行と、多くのものを追求し続け、勉学のほうは全くおろそかになってしまいました。しかし、テストで落第点を取ることはありませんでした。というのは、入学以来、彼は授業にたまに出ることはあっても、試験を受けなかったからです。彼の同級生はこう言っていました。 「詩人とは、樹下に座して沈思黙考しなければならないのかもしれません。少なくとも、彼はそうしていましたね」 そのときの彼は、トランスに入ったような状態だったそうです。 彼は真理を深く信奉し、優れた人間だったので、彼が口にすることはすべて実現しました。2室にアスペクトしている木星が、彼にヴァク・シッディ(修行が進んでくると生じる状態で、ヨーギーの発した言葉がすべて現象化する能力)を与えたのでしょう。彼が言うことは何でも実現しました。その噂は広まりましたが、ゆったりとして居心地の良く、文化的だったあの時代は、そういった能力は尊敬されることはあっても、悪用しようとする人はいませんでした。
(つづく)