|
☆チャンディバブ氏の妻のホロスコープ
私は何度となく占星術を放棄したいと思ったことがありますが、その理由は、以下の部分を読んで頂ければわかるものと思います。
もしかしたら、私はとても自分勝手な反応をしているに過ぎないのかもしれませんが、個人的な感情は一切はさんでいません。無意識のうちに、私は自分自身を相談者の立場に置き、そのダシャーの流れにそって、その人の感情が大きく乱れるのを自分自身で経験しているのです。
ヒンドゥ社会の中流階級で育った私は、家族の中で親しい者同士が感情的にからみあい、感情的にとてももたれあい、関わりあっていることを知っています。そこには多くの感情が渦巻きつつも、不確実な未来、死、恐怖、といった不安が見え隠れしています。長らく幸福な結婚生活の末に独り身となったものでさえ、不安はつきまといます。夫と妻は、たぶん、お互いに一つとなるのでしょう。たぶんですが。二人は二つの肉体に分かれていながらも、一つの感情を共有するのです。そしてその時、結婚というのは聖なる域に達するのではないでしょうか。
奥さんの死に対する不安。チャンディバブの沈うつな面持ち。加えて、彼自身の死が彼のグルによって予言されているという恐怖。そしてグルご自身がその肉体から旅立って逝ってしまうこと。すべては予言どおりになるのだろうか?間違いであってほしい。しかし、望みはむなしく、旗のようにただ風に揺れるだけです。
| MER |
KETU |
|
|
SUN
|
チャンディバブの妻
1920.03.09 |
JUP(R)
|
VEN
|
SAT(R) |
|
LAGNA
Darapada
|
|
MOON
MARS
RAHU
|
Upapada |
| Asc |
10'00 |
| Sun |
26'13 |
| Moon |
12'08 |
| Mars |
16'06 |
| Mer |
11'45 |
| Jupiter(R) |
16'24 |
| Venus |
28'14 |
| Sat(R)
|
14'30 |
| Rahu |
26'08 |
| |
LAGNA |
RAHU
SUN |
|
MARS
|
NAVAMSHA
|
|
MOON
|
SAT
|
|
|
KETU
JUP
|
MER
|
VEN |
ヴィムショッタリ・ダシャ−では、水星(最低星位)がマハーダシャーで、木星(逆行)がサブ・ダシャー。ラグナの支配星は8室に逆行で在住し、次にくるサブ・ダシャーは逆行する2室の支配星でした。私はこのホロスコープを詳しく分析しました。
数日後、チャンディバブは私に聞いてきたので、同じ答えを繰り返しました。
しばらくたったある日、彼は妻が乳がんにかかったことを伝えてきました。それからまたしばらくたって、医者が悪性の部分はすべてうまく取り除いた、と伝えてきました。彼は喜んでいました。
私は、医者の診断が正しいことを切に願いました。しかし、水星−土星期に本当にそうなのでしょうか?
| 1978年4月 |
私はデリーに転任しました。 |
| 1980年3月 |
チャンディダ婦人がガンで亡くなったというメッセージを受け取りました。ガンは全身に転移していたのです。 |
| 〃 年6月23日 |
彼のグルについて電報を受け取りました...後はお察しの通りです。 |
| 1980年9月 |
チャンディバブも亡くなりました。 |
1948年の時点で、チャンディバブはそれを知っていました。だからこそ、1968年にはアングシュサ・シャストゥリの予言を必要としませんでした。1977年から78年には、私に確信さえ見せていました。
1948年から32年を経て、彼ら3人は、共にこの世を去っていったのです。これこそが、「見る者」にとっての死です。彼らには、死とは感情がどうこうというものではありません。これは「見る者」の物語であって、私はそれを占星術的に解説しているに過ぎません。まさに、至福の示唆を与える話でした。
占星術の話はでてきません。ラオの出会った聖者方の話です。
(つづく)
|