総合案内
なぜインド占星術か?
ラオってだれ?
About Us
Contact Us
What's New
特   集
観天望気
Coming up soon...
ベイシックスキル
テーマ研究
無料鑑定
用語集
Free software
Books
Links
新刊書

「ラオ先生のやさしいインド占星術−入門編」

 

 

 

 

 

 

サウジアラビアになにが起きるのか?
What awaits Saudi Arabia?

中東における米国最大の軍事基地を擁するサウジアラビアは、同時にオサマ・ビン・ラディンを筆頭とするアルカイダ・テロリストたちの母国であり、その隠れた資金源でもあった。

このアンビバレントなサウジアラビアのポジションは、やがて反欧米主義へ傾くというのが、ラオの予言である。

以下、本文からの抜粋です。

「西側よりの体制が否定される。大量の死者を出す戦争は、今日世界でもっとも安定して繁栄している国家の1つに多くの激しい変化をもたらすだろう」

「現在の西側よりの体制を激しく否定する可能性がある」

ほとんどのムスリム国家では、過激なイスラム主義が主要なテーマになるはずである」

「土星が 双子座に入る2002年6月、その不安な選択がサウジアラビアの前に提示される。サウジアラビアに起ころうとしている変化は、今後7,8年のうちに、土星が 双子座から獅子座に移ることで完了することになる」


サウジアラビアになにが起きるのか?

K.N.ラオ

「現在、米国では直接または間接にサウジアラビアを非難しようとしているグループがある。かつては、大きな陰謀の背後にはサウジがあった。たとえば、ハイジャッカーの多くは、サウジのパスポートを持っていた。しかし、現在のサウジアラビアは、オサマ・ビン・ラディンがサウジアラビア人あるいはサウジアラビアの反体制活動家と見なされたくないと思っている。サウジアラビアにとって、1994年以来、オサマ・ビン・ラディンは、サウジアラビアとはなにも関係もない、単なる犯罪者の一人、アウトローの一人でしかない。」 テロとの戦い:サウジの展望 ジャマル・カショッギ、アラブ・ニューズ副編集長

長年、米英の報道機関はサウジアラビアを好意的に扱ってきたが、それは、この原油豊かな国に取り入れようと汲々としてきたからだ。サウジアラビアは、オサマ・ビン・ラディンの出身国として知られ、ワハビ・イスラムの要塞であるこの国は、イスラム・スンニー派の大部分の原理主義者と同一視されている。この国は、世界中のムスリム(男性イスラム教徒)にとってメッカの地、メディナの地であり、ここに年1回巡礼に訪れると、ハジとしての資格が与えられる。

2001年9月、ニューヨークの世界貿易センターの惨劇の後、英米のマスコミは、ようやく今になって、ためらいながらサウジアラビアを非難し始めた。その「ためらい」の背後には、米英およびその従兄弟たちが、まだサウジアラビアの代替となる産油国を見つけていないし、その膨大な需要に見合う新たな油田を発見してもいないからだ。

いまひとつの理由は、米国軍が10年以上も使用しているプリンス・サルタン空軍基地の使用を、アメリカは諦めなくてはならなくなるからだ。イラクのサダム・フセインの統治に終止符を打つべく、米国軍に利用されたサウジアラビアは、軍事的に自立できずイラクの怒りから自国を守るために米国の援助を必要とする寄生国家のように見せられてきた。しかし、サウジの民衆にとって英雄であるオサマ・ビン・ラディンがさらし者にされ、まさに破壊されたいま、サウジの統治者はよりいっそう大きな国内危機を抱えることになった。

そして、今度は、サウジアラビアが欧米人の心に亡霊のように恐怖を与え続けることになった。それはあたかも、アメリカが自国のため、商業および軍事的利益のために長期間にわたって弱腰外交を続けてきた、本命のテロリスト国家、パキスタンのようである。

ブッシュ大統領は、この地上からテロリストを一掃すると公言したにもかかわらず、ハビ・イスラムを用いてテロの思想や多大な資金をテロリストに供給したサウジアラビアに対しては一切言及していない。

パキスタンが(ISIによって)訓練や情報を提供しているとした場合、サウジアラビアはそのような活動に思想や資金を供給したことになる。米国=サウジの蜜月はいつまで続くのだろうか?

米国の戦略的な利害が絡む向こう数年の間、米国とサウジアラビアの関係は必然的に困難なものとなるだろう。そのときまで、両国の愛憎の関係は続くことになる。

占星術による分析

次に、サウジアラビアのホロスコープを見て、占星術の観点から議論しよう。





サウジアラビアの建国日については諸説あるが、21ある候補の中でもっとも可能性の高いのが9月12日 LMT リヤドである。

このホロスコープには、サウジアラビアの繁栄と宗教的な姿勢がよく現れている。

1. 2室と5室の支配星である木星が、8室と11室の支配星である水星と10室でコンジャンクトしている。ここでは、2室の支配星がヴァルゴッタマを形成し、国家の経済的な繁栄を示している。
2. 10室の支配星が11室に在住している。
3. 2つの良い惑星交換: 7室と9室の支配星、そして10室と11室の支配星の惑星交換。
4. 最高星位の月が木星と共に獅子座に在住し、それに水星とケートゥがコンジャンクトして、優れたガジャケサリ・ヨーガを形成している。世界中のムスリムがサウジアラビアのメッカとメディナを自分たちのもっとも神聖な場所として見ているという事実を考えると、このケートゥには特別な意味合いがある。
5. サウジアラビアは、その憲法で明確に謳われている通り、明らかに神性国家として知られている(ここで引用している条項を参照のこと)。
6. サウジアラビアの国家は、アビジット・ムフルタの時期に誕生している。
7. サウジアラビアに崇高な宗教的体質を与えるいくつかの特徴が目に付く。
a) 9室の支配星が最高星位。
b) 9室には、7室の支配星がラグナと6室の支配星である火星と共に在住し、土星からのアスペクトを受けている。これは、サウジアラビアがワハビ系統のイスラム原理主義の国外持ち出しについて陰険に非難される理由を説明するものである。(CNS News.com−エルサレム発−イスラエルのシークレットサービスが今週、サウジアラビアの過激派がハマ・ミサイル・プロジェクトの開発に資金を援助していることを明らかにした。これはガザ地区で行われていたが、ウエスト・バンクに拡大することが予定されていた。
c) 10室の木星とケートゥは、良いガジャケサリ・ヨーガの一部を形成し、世界中のイスラム教徒にとっては宗教的ムスリム国家としての魅力を加える。

アル・サウドの発生が、ワハビズムの創始者ムハマッド・イブン・アル・ワハブ(1972年死亡)に密接に関係していたという歴史的事実を思い起こすなら、その重要性は理解されるだろう。

サウジの憲法より

第1条 

サウジアラビア王国は、イスラム教をその宗教としたアラブ・イスラム統治国家であり、「神の書と預言者言行録、神の祈りと平和が汝らの上に」が国の憲法であり、アラビア語が国の言語、そしてリヤドがその首都である。

第3条

国旗は以下のとおり:

(a) 色は緑色。
(b) その幅は、その長さの2/3の大きさ。
(c) 「アラーは唯一神であり、モハメッドはその預言者である」という言葉を中央に銘記し、その下に抜き身の剣を添える。

第6条

市民は、神聖なコーランと預言者の言い伝えに従って、平穏な時も困難な時も、幸運の時も不幸の時も、従順に服従し、王に忠誠を示すべし。

月から見る

1. 1室と3室の支配星、そして4室と5室の支配星の惑星交換がある。
2. 9室には、9室の支配星である土星が在住し、火星と金星のアスペクトを受けている。これはまた、サウジアラビア憲法の多くの場所で繰り返されている原理主義者というイスラムの特徴を与えるものである。

ワハビズムは、9室の支配星である土星への火星のアスペクトによく現れている。この配置は、ワハビズムの厳格さと攻撃的な要素をすべて包含する。これは、寺院と僧侶(Imamas)を崇拝/礼拝して墓を訪れるシーア派とは異なる要素で、シーア派のこのような活動は本物の正統なムスリムのハイライトとしては受け入れられない。強調するのは、「神は一神で、その神はその力を僧侶や木や岩とはもちろんのこと、誰とも共有しない」というムスリムの原理についてである。

ワハビズムは、サウジアラビアの統治者たちにとって巧妙な政治の道具で、敵対する種族を統一したり、表面的な規律の執行によって国家にアイデンティティを与えたりするために利用されている。1992年以来明確なアイデンティフィケーションが減少したといわれているにも関わらず、いまだにワハビズムは存在する。

それは、服装、民衆の行状、そして民衆の祈りの中に、物理的な画一性として明確に存在する。ワハビの遺産がもっとも著しく現れているのが、社会理念である。それは、個人の振る舞いから、公共団体やビジネス、そして政府それ自体への、社会の集団モラルにおける政府の責任だと考えられる。

この教義は政治的に利用され、シーア派はサウジアラビアの敵に、そして非ムスリムはさらに大きな敵になった。ここで火星によって生み出された闘争性は、常にサウジアラビアの政策の根本をなし、70カ国に献金しているが、献金を受けた国々ではそのお金を現代教育機関や病院のような福祉活動ではなく、ワハビズムを奨励するモスクやマドラサに費やしている。

1801年、シーア派の聖地であるカルバラーを攻撃させたのが、この攻撃性である。このような攻撃性とその結果として生じるムスリム近隣諸国の戦争が、宗教的責任に対する政治的忠誠の証明になる。この宗教的責任は、2世紀を超えてサウジアラビアの壊れない伝統になっている。

このホロスコープと歴史的必要性が、サウジアラビアがイスラム信仰の管理人を残すことを要求する。このイスラム信仰には、アンワル・セイカが自らのウエブ・サイトでアラブ愛国主義であると説明するアラブの原点がある。

いくつかの出来事

1. ファイサラス王が殉教した1975年3月25日は、木星−月−太陽の時期(ダシャーマンシャを参照)で、土星はこのホロスコープの8室である Mithuna に在住し、10室をアスペクトしている。そして火星は Makar に在住し、やはり10室をアスペクトしている。
注: 土星は、まもなくその領域に再び入ることになる。
2. 土星のマハー・ダシャーの始めには、サウジアラビアが近隣諸国の争いに巻き込まれるのが分かる。ここで、6室の支配星である火星が土星に対してアスペクトしていることは、サウジアラビアを、ソビエトの支配に対抗するアフガニスタンのムジャハディーン活動の攻撃的な支援者にさせる。そして何年か後には、オサマ・ビン・ラディンを国家的英雄に浮かび上がらせた。イラン−イラク戦争が起きたのもこの時期である。
3) 1979年11月20日は、土星−土星−金星の時期で、もっとも神聖なムスリムの場所メッカが攻撃された。これらのダシャーの支配星はすべて9室と関係し、そして火星とコンジャンクトしている。
4) 土星−月の時期(月は7室に在住)に、サウジアラビアはイラク−クエート戦争の影響を受け、この戦争では米国が大量の武器を販売し、米国の武器産業は大いに利益を得た。イラクとの戦争は、切迫しているように見えたが、辛うじて食い止められた。
5) ファハド国王が王国の指導者に就任した1982年6月13日は、土星−水星の時期だった。指導権の変更は、ここでは8室の支配星によって示されている。

サウジアラビアは、ワハビの遺産と共に21世紀に入った。ワハビの遺産は、オサマ・ビン・ラディンと彼のアル・カイーダによって、世界征服と米国の破壊というイスラムの夢のために使われた。オサマとタリバンに与えられた大金は、この遺産の一部である。

現在の水星のダシャーでは、8室の支配星がケートゥと共に10室に在住している。なぜ今、サウジアラビアがこの遺産の弱点を目撃できないのか、そして原理主義の発信者として世界の注目を逃れられないのかが、政治学者の目を引くにも関わらず公然と論議されない疑問である。

サウジアラビアは今後6年間大きな変化の過渡期にあるが、そのような変化は水星−火星と水星ラーフの時期に始まり、革命的な様相を呈する。

双子座に在住する土星は、変化をもたらし、最初にそして後に西側よりの体制が否定される。大量の死者を出す戦争は、今日世界でもっとも安定して繁栄している国家の1つに多くの激しい変化をもたらすだろう。

2002年には、サウジアラビアはサーディ・サーティの第2段階を通過する。土星が 双子座に入り、そしてサーディ・サーティの最後の段階を迎えると、土星はまた10室をアスペクトするが、そこから実に予期せぬ変化が起こる。そのとき、現在の西側よりの体制を激しく否定する可能性がある。西側よりの体制は、西洋のアングルから見ると後ろ向きで古めかしい、2世紀前のワハビズムには容易にアピールしないのである。

ほとんどのムスリム国家では、過激なイスラム主義が主要なテーマになるはずである。ほとんどのムスリム国家では、宗教的指導者に導かれた民衆が西側よりの統治者たちに対して不満を抱いている。タリバン後の2002年の現在、そのような不安で快くない政治的出来事の展開が世界を見つめていることは、受け入れがたく、そしていっそう拒むのが困難である。

土星が 双子座に入る2002年6月、その不安な選択がサウジアラビアの前に提示される。サウジアラビアに起ころうとしている変化は、今後7,8年のうちに、土星が 双子座から獅子座に移ることで完了することになる。

Copyright@2002 ASC-21.com