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「ラオ先生のやさしいインド占星術−入門編」

 

 

 

 

 

 

凄惨な2007年
KNラオ

2004年8月
THE DREADFUL YEAR 2007
by K.N.Rao

2年ほど前にわたしがヒンズー語で書いた「2007年と2008年は凄惨な年になる」という予言記事を見て質問をしてきた友人がいる。彼の質問に対して、世界の終末を予言するかのように聞こえることがないように注意して答えよう。

たしかに占星術で見ると、危険が迫っている。そして、その危険から目をそらせるべきではない。向こう数年の間、とくに2007年から2008年の間に人災と自然災害の両方によってもたらされるであろう被害を直視しなければならない。国体は安全なのか? とくにインドの首都デリーは安全か? 気にかかるところである。

まず、惑星のコンジャンクションから見ていこう・・・

土星とケートゥのコンジャンクション:

土星は、獅子座でケートゥとコンジャンクトする。

火星の逆行:

長い間かけて牡牛座から双子座に移った後、逆行して牡牛座に逆戻りする火星はたいへん不吉である。これは、2007年6月から2008年1月にかけて起こる現象である。慎重に見守る必要がある。火星は2007年11月から2008年1月いっぱいまでの間、逆行したままである。

土星の逆行:

2007年12月の中旬から2008年4月までの間、土星も獅子座において逆行する。

凶星がケーンドラに配置:

土星とケートゥがコンジャンクトする獅子座から見ると、火星はケーンドラの配置に数ヶ月間あることになる。牡牛座と獅子座は固定星座である。固定星座から生じるものは、すべて長期にわたって影響を及ぼす。

太陽と月の喰:

そしてこの時期に蝕がある。2007年3月19日と同年9月11日に2回、部分日蝕があり、3月3日と8月28日に2回、皆既月蝕がある。

米国:

1776年7月4日の米国のホロスコープでも同様のことが起きている。米国は、2007年、月/土星期から月/水星期にある。土星は戦争を表す7室を支配して2室に在住し、双子座に在住する火星からアスペクトされている。月は、外国を表す12室を支配して戦争を表す7室に在住している。

ロシア:

そのとき、ロシアは火星期を終わろうとしているが、火星は3室と8室を支配している。火星期の次はラーフ期だが、ラーフは、逆行する土星と5室でコンジャンクトしている。

インド:

インドは、金星/水星期を終え、金星/ケートゥ期のダシャー・チドラに入ろうとする頃である。マハー・ダシャーが金星期から太陽期に移行するにあたって、どのようなことが引き継がれるのだろうか?

2007年のヒンドゥー・ニュー・イヤー・ホロスコープでは、ラグナは牡羊座にある。逆行する土星は4室に在住し、火星は10室に在住している。その年の8月、土星は、ケートゥ・太陽・水星が在住する獅子座にトランジットする。牡牛座に在住する火星が、獅子座に在住するそれらの惑星にアスペクトし、土星は獅子座から牡牛座の火星にアスペクトする。土星と火星の相互アスペクトは、不吉な印としておそれられている。

ニュー・イヤー・ホロスコープ:

2007年、米国のホロスコープは、天秤座ラグナで、土星は10室、火星は4室に在住している。ロシアは山羊座ラグナで、火星は1室にあり、逆行する土星は7室にある。

インド、米国、ロシアいずれもダシャー・チドラにさしかかる頃である。ダシャー・チドラとは、変化が表面化する時期でもある。以上を懸案すると、国によって具体的に何が起きるかは異なるとしても、これから起きようとしていることの輪郭が見えてくる。そして膨大なデータを元にそれに関して詳しく研究する必要があるだろう。

2004年、米国では大統領選挙があり、ベトナム以上の泥沼のイラクに巻き込まれた。そう言うには根拠がある。

ひとつは、イラク攻撃、そしてイラクから抜け出せなくなった米軍部隊の問題がある。米兵の命が次々と失われていく現実は、国民感情を大きく揺さぶることになるだろう。国際的には、それは米国の誤算であったことを印象づける。混乱するイラクは、世界の原油価格に直接跳ねかえり、世界経済にダメージをもたらすからだ。この点は、ベトナム戦争とは決定的に違う。

しかし、もしそれが優先課題となり、米国の大きな経済問題となるとしても、ベトナムとは違って解決の糸口は容易には見つからない。イスラム教徒は、今回の戦争はイスラムに対する攻撃と見なしているからだ。限りなく押し寄せる波のように、若いイスラム教徒は、ジハド(聖戦)の戦士となって米国を追いつめ、米国は最後には「切れ」てしまう。

それが2007年だ。米国は、西アジア諸国を脅して跪かせるために「最終兵器」の使用を決断する。そしてその結果は、国内の混乱だ。このような推測が、いくつも可能なのだ・・・。

その結末は、米国における絶望と自暴自棄の蔓延である。そして、その選択が、米国においてなされたのである。

イラクの暴動は、10年かけても収まらない

2004年8月23日

ワシントン(8月23日):米軍将校たちは、「イラクの反政府運動を鎮圧するのに10年はかかるだろう」と言っている。イラクの反政府活動は、暫定政府に政権が委譲されてからもいっこうに収まる気配を見せていない。

米国の政府高官は、6月28日にイラク政府が復権すれば、イラクは諜報活動などの公安活動が改善され、イスラム過激派を支援する活動は鎮圧されるだろうと見ていた。

しかし、あいかわらず自爆テロは続発しており、「過激派を鎮圧するまでに数年かかるだろう」と米国政府高官はUSA Today紙に答えている。

イラクの過激派は、今回の戦争がイスラムに対する攻撃であるという見方を改めるはずはない。
はたして米国は、自暴自棄になって核兵器に手を出すのであろうか?そのとき、同様の問題を抱えるロシアもそれを黙認し、ただ中国だけが反対するが、しかし何もしない・・・そのような事態が訪れるのであろうか?

インド:

インドの場合はもっと悪い。2007年のニュー・イヤー・ホロスコープを見ると、ラグナが火星と土星によって傷つけられている。しかも土星も火星もケーンドラからラグナにアスペクトしており、最大吉星の木星は、なんと8室に在住している。これは戦争のような状況にあることを示している。

「パキスタンと戦争になるかどうかは、ひとえにカシミール問題が解決されるか否かにかかっている」という、パキスタンの行動と言葉によって示されるメッセージを、インドは忘れることはない。

「解決される」という言葉は、ジャワハラ・ネルー以来存在していたが、二つの意味がある。インドはカシミールの一部たりとも手放すことはないし、パキスタンもカシミールを自国領か少なくとも独立国家と見なすことを止めない。

アルカイダは、組織として部分的に壊滅しても、その精神は消えることなく残り、ジハド(聖戦)の戦士たちは、限りなく押し寄せる波のように次から次へと向かってくる。そして、それは欧米諸国やインドのような非イスラム国家にとって、まさに国家を超えた世界問題となるだろう。

2007年の中盤、とくに8月、土星とケートゥは獅子座でコンジャンクトし、火星は牡牛座と双子座に在住する。これは、インドの安全、とくにデリーにとって最大の危機となる。これまで、火星が逆行して牡牛座と双子座に長居する年はきまってきな臭い事件が起きている。ヒンズー教の詩人で卓越した占星術家でもあったガーガが、数世紀も前に語った言葉を忘れてはいけない。

Jo Shani Simha karasi vasa,
To gardh Dilli hosi nasa

「土星が獅子座にあるとき、デリーの城(支配者の領土という意味)は破壊される」

土星が獅子座にトランジットした1949年と1979年、インドおよびインド政府は大問題を抱えた。いずれの時も、難民あるいは政権不安定によってインド政府は大きく揺れた。

しかし、2007年はそれどころではない。土星はケートゥとコンジャンクトし、さらに火星からアスペクトされている。ケーンドラに在住する凶星はいつも問題を起こす。2007年のインドのニュー・イヤー・ホロスコープでは、それらすべてが、しかもケーンドラにおいてそろうことになる。

地震:

ホロスコープで地震の再発を検証する研究はいままでなかったが、2007年のニュー・イヤー・ホロスコープから読み取れる兆候は、すべて地震の襲来を示している。地震学者によれば、デリーは、実は顕著な断層が存在する危険な地震危険ゾーンに位置している。この断層は、東デリーからメルートという都市に向かって伸びている。デリーは、戦争であれ地震であれ、破壊から免れることはできない。

それは、デリーを部分破壊あるいは完全崩壊させる地震を表しているのだろうか?

ロシア:

ロシアの場合、ラーフ期の始まりは疑いなく創造的で経済も潤うだろう。しかし、ラーフ期の始まり、つまりラーフ/ラーフ期は、かならず不快感もともなう。ロシアの場合、ラーフ期は、未解決のチェチェン問題がイスラム圏の旧共和国でぶり返し、それらの地域は徐々に原理主義に向かう。

おわりに:

8月、獅子座で惑星がコンジャンクトするが、その獅子座は:

@ インドのホロスコープでは4室にあたり、月から見ると2室にあたる。それは、サディ・サティでもある。
A 米国のチャート(1776年7月4日)ではラグナにあたり、水瓶座に在住する月から見ると7室にあたる。
B ロシアのチャートでは12室にあたり、山羊座の月から見ると8室にあたる。

破壊の年2007年は、世界にとって痛みを伴う変化の年でもある。

(2004年8月)

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