「ブッシュはアメリカを破産させる」
(12月16日:ワシントンのシンクタンク)
アメリカの有名なシンクタンクは、ブッシュ大統領にまかせてアメリカがこのまま、かつてのローマ、ギリシャ、イギリスのように『世界覇権』『世界帝国』への道を突き進むと、アメリカは『結果的に衰弱』し、『破産』するだろうと警告を発しています。ブッシュ政権は『帝国』という言葉こそ用いてはいませんが、拡張主義にもとづいた新たな国家戦略はいかにも『新帝国主義的な概念』を登用していると、著名なシンクタンクCato
Instituteの防衛政策責任者のイヴァン・イランドは新聞で述べています。 |
人権、民主主義、世界平和そして国家が議論されるこの世界は、幻影である。アレキサンダー大王、ジンギスカン、西洋帝国主義、ヒトラー、冷戦、スターリン、そして今日のアメリカ・・・と、歴史は、それが国家であれ個人であれ、強力な国を動かし、高邁な価値を破壊し、世界を思い通りに作り変えようとする行為は、すべて蛮行であることを示している。アメリカは、思い通りに対イラク国連決議を可決するよう国連を脅した。アメリカは、2002年の段階で、国連がもしアメリカの意に沿わなければ、もはや国際的に道徳や公平さを推進できるような機関たり得ないことを証明した。
現在進行中の世界変革は、アメリカではスクリプトWと呼ばれている。このスクリプトには、これまでに見てきたように多くの段階がある。たとえば最近の例を示そう。
最初にアメリカは「悪の枢軸」と呼ばれるものを定義した。悪の枢軸の国家は、それ以上強大になってアメリカの脅威となってはいけない国家である。経済では、アメリカは依然として独占を目指し、たとえばターメリックやインド米などにおいて、アメリカは、経済にける「悪の枢軸」と呼ばれることなく独占を享受しているにもかかわらず、にである。
アメリカは、脅威を感じるすべての鉄鋼製品の輸入に対してあらゆる制裁措置を講じてきた。しかしその一方で、歴史的にも文化的にも欧米より進化しているアジア諸国に対して、関税障壁を緩和するようにと世界銀行やIMFを通じてしつこく圧力をかけてくる。
アメリカのこのような特質はホロスコープに現れているのだろうか?
アメリカのホロスコープでは、5つもの惑星が11室に在住している。11室は貪欲のハウスであり、そこには、このチャートでは戦争の支配星を意味する土星がアスペクトしている。そしてさらに火星がその土星に対してアスペクトしている。
5つの惑星が11室に在住し、そこに土星がアスペクトする。さらに11室の支配星である水星が逆行して12室でラーフとコンジャンクション。このように、合計8つの惑星が貪欲のハウスである11室に絡んでいることになる。
加えて、現在は、戦争を意味する7室の支配星である月のダシャーである。アメリカの帝国主義は、某アメリカの大学教授が指摘していたように、驚異的ではあるが、同時にアメリカ自身を破産させる。この教授の説は、あたかもアメリカが全世界を搾取してグローバリゼーションを推し進めるように聞こえて現実味に乏しいが、実際、アメリカは、アメリカ以外の国が消費する以上の物資やサービスを消費している。「アメリカは資源を消費してもかまわないが、貧乏な国は資源を大切にしなくてはいけない」というのが、貪欲のハウス・11室が示すロジックである。11室は立法のハウスでもある。アメリカが意図する目的や外交方針に沿った、経済制裁などの法律を通過させるハウスでもあるのだ。
スクリプトWの2番目の段階では、アメリカは国連決議に厳密に沿って行動する。
3段階目にはいると、この記事を書いている現段階(2002年12月17日)では予測の範囲を超えないのだが、国連の武器査察団の報告書がアメリカにとって好都合でなければ査察団に難癖をつける段階である。アメリカはすでに英国とともに大量破壊兵器を巡るイラクとの戦闘の準備に入っており、イラクを攻撃する口実を必要としている。アメリカのプードル犬であるブレア英国首相は、英国民に対してアメリカの主張を熱心に説いている。外務大臣のジョン・ストローは、アメリカの言うとおりイラクがいかに危険であるかを示すための資料を作成・提出している。
1998年、アメリカから示唆を受けたオーストラリアの査察官は、イラクを退去した。アメリカがイラクを攻撃した1日前のことであった。そことき、イラク側では爆撃に巻き込まれて市民に死傷者が出た。国連査察団長・ブリクスの責任といえるのだろうか?
ブッシュは、脅しと攻撃、そして抱き込みによって、父親が果たしえなかった仕事を完遂しようとしている。
冷戦時代、ソ連は世界でバランスの役割を果たした。しかし現在火星期にあるロシアは、アメリカの政策に便乗して、チェチェン利権を守るためにグルジアを攻撃しようとしている。
オーストラリアは、近隣諸国がテロリストを匿っている恐れがあれば先制攻撃も辞さないと明言している。
しかしインドが、テロリズムを助長するパキスタンを攻撃しようとしたら、アメリカはきっと友好国でお気に入りの朋友・パキスタンのために介入してくるであろう。
コメンテーターは、望みどおりの世界を作ろうとするアメリカを第2のローマ帝国と呼んでいる。世界はそれを阻止することができるのであろうか?それとも、アメリカが気に食わない国を悪の枢軸と呼ぶに任せ、ブッシュもろともアメリカを飲み込んでしまうほかないのだろうか。もしアメリカがこれら悪の枢軸国をイラクのように抹殺しようとしたら、世界はそれを傍観するしかないのであろうか。あるロシアの政治家が望んだように、ロシア―中国―インドの枢軸国が浮上するまで、このアメリカの一極支配は続くであろう。そしてそれは世界の歴史と状況が今というときに混ざり合ってできた夢でしか過ぎない。
さて、この状況はいつまで続くのであろうか?
この状況は、7室に在住する月の時期、それから土星がアスペクトする火星期には衰えを見せないだろう。
12室に在住するラーフ期に入ってから、アメリカは戦争疲れや現行政策からくる経済問題に直面することにあるだろう。ナヴァムシャもこれを示している。
ナヴァムシャの7室には2つの惑星が在住し3つの惑星がアスペクトしており、やはりに強い。しかも11室の支配星は2室に在住している。
アメリカは、自国の利益となるグローバル経済や新経済主義世界を実現するために、世界を作り変えるつもりでいる。
(おわり)
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